Football is Like a Life!!

地域の小学生サッカーチームのコーチしてます。 「サッカーについて」「指導について」 もっと深く深く熟成させたい!そんな想いで書き綴っているブログです。Enjoy Soccer Life!!

ベトナム・ハノイ観察記。

久しぶりに海外に出る機会に恵まれ、ベトナム🇻🇳北部の首都ハノイに4日間行ってました。率直な感想は『伸びしろ』だらけの国‼︎

 

1)日系企業が中部ダナンを中心に進出

2)サッカーが人気のスポーツ

3)昔からの遊び『ダーカウ』が凄い!

4)国民すべて?バイクの達人‼︎

 

 

1)日系企業が中部ダナンを中心に進出

ベトナム社会主義共和国、日本との関係を遡ると平安時代の安倍仲麻呂にたどり着きますが、近代には旧日本軍が進駐したこともあるそうです。第二次大戦以降はベトナムの復興に日本は度々関わっているようで、ODAで空港・橋などのインフラ等で貢献しています。最近では、中部のダナンを中心に日系企業が進出していますが、ホンダ・キヤノン等の日本でもメジャーな企業もあります。現地ではホンダ=バイクと認知されている程ですが、ヤマハ・スズキも進出しており、2008年からは「東南アジアサッカー選手権」のメインスポンサーをスズキ社が努め、別名「AFFスズキカップ」の名で2年に1度開催されている。

 

2)サッカーが人気のスポーツ

そんなベトナムにおいて、サッカーは人気No.1スポーツです。レーニン広場では裸足でボールを蹴る少年たちがいましたが、中にはずば抜けて上手な子もいて、思わず魅入ってしまいました。ボール1個で靴をゴールに見立ててひたすらミニゲームを続ける子どもたちに将来の可能性を感じます。

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ベトナム代表チームも人気で、日本にもコンサドーレ札幌ベトナムで「英雄」と呼ばれるレ・コン・ビン選手が移籍していたり、過去には日本人監督が指揮を取っていました。奇しくも、スズキカップの予選「ベトナムvsカンボジア」の試合を露店のパブリックビューイング(?)で観戦することができました。

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べトナム代表はカンボジア代表を圧倒し3-0で勝利を収めましたが、ポゼッションサッカーを主体とした高い技術を前面に出し、点差以上の実力差があったようにも見えました。

試合終了後のハノイ市内には、そこかしこの露店で試合観戦をしていたファンが大集合し、国旗を打ち振りブブセラを鳴らし、発煙筒まで焚き始める大騒ぎになりました。その熱狂ぶりは渋谷のそれに匹敵するもので、ひとしきり広場(交差点のど真ん中)で騒ぐと、バイクに跨がり国旗をかざしクラクションを鳴らしながら大人数で暴走(?)していました。W杯予選で負けると自死する人もいるらしいです。

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そんな熱狂的ファンが多いベトナムに、最近ではJリーグのクラブがスクールを開設したりもしているようで、日本サッカーとの関わりは深まっているようです。

 

 

3)昔からの遊び『ダーカウ』が凄い!

ハノイ市内に入って初めて見た小学校の校庭で、子どもたちが羽を蹴って遊んでいました。一見バトミントンにも見えたのですが、足(掴まなければ手も使ってOK)で器用に羽を蹴っているのを見て俄然興味が湧き、露店で買ってしまいました!売店のおばちゃんに羽の名前を聞くと「カウ」と教えてくれました。後で調べると、このスポーツはダーカウといい、周辺の国では「ジェンズ」と呼ばれているらしい、伝統あるスポーツのようです。週末の夜、ハノイ旧市街とホアンキエム湖近辺は歩行者天国になり、そこかしこでパフォーマンスや露店、道路で双六や積み木(2m以上積んでいた)などで市民が遊んでいる中、f:id:pasta_32:20181129234632j:image

ダーカウを楽しむグループも幾つかありました。驚いたのは、男女ともにレベルが高い!みんな輪になって、インサイド、インステップ、アウトサイド、足の裏、時には手を使ってリフティングの要領で遊んでいました。女子のアウトサイドの鋭さには本当に驚きました!きっとサッカーに活かされているはず。f:id:pasta_32:20181129225343j:image

vietnam-navi.info

 

4)国民すべて?バイクの達人‼︎

ベトナム市民の足は「ホンダ」!つまりバイクです。ベトナムでは、16歳になったら免許無しで50ccのバイクの運転が認められています。高校生の頃から乗っているので相当バランス感覚は鍛えられていると思います。おばあちゃん同士で2人乗りしたり、親子5人乗り等、とんでもない猛者ばかりです。ベトナムの交通ルールはあって無いようなもので、信号無視は当たり前、横断歩道が無くてもこのバイクの川をどんどん渡ります。バイクは慣れたもので、歩行者を避けて走ります…周辺視野が半端ないのではないでしょうか?全然ぶつかりません!

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ちなみに日本ではタクシーを呼ぶアプリは主に「Uber」ですが、ここベトナムでは「Grab」、しかも来るのは主にバイク!とにかく見渡す限りバイクだらけ、しかも信号無視上等!さらに歩行者もいる中で、バイクの事故は一度も見ませんでした。ちなみに車の追突等の現場は2度ほど見ました。 平衡感覚と周辺視野が国民的に鍛えられているに違いない!

 

ハノイ4日間の観光で垣間見たベトナムサッカーの現状は、日本よりもポテンシャルが高く、熱狂的なのではないかと感じました。これからもベトナムのサッカーシーンには注目が必要かもしれません!

 

Enjoy Soccer Life!!